「お兄さん、マッサージいかがですか」
「本番もできるよ」
女性たちは道行く男性へ執拗に声をかけ、腕を引っぱるなど強引に店に連れ込んでいたようだ――。
「本番できるよ」…新橋の個室マッサージ店「性的サービス提供の女性店長」戦慄の素顔写真
警視庁は6月13日、風営法違反(客引き)の疑いで港区新橋の個室マッサージ店「やすらぎ」の経営者・楊瑶琴容疑者(64)ら中国籍の女性5人を逮捕した。5人は今年3月から5月にかけ、JR新橋駅近くの路上で男性会社員らに客引き行為をしたとされる。調べに対し楊容疑者ら2人は「フリーの客引きが勝手にやったこと」と犯行を否認。1人は一部を否認、残る2人は認めているという。
「楊容疑者の店はマッサージ店とされますが、実際は個室で性的サービスも提供する風俗店だったようです。和漢エキス配合オイルなどを使い、女性従業員がわいせつな行為をしていたとか。
『かわいい子を選べるよ』などと男性に声をかけ、強引な客引きをしていたといわれます。店が入っていた雑居ビルは風俗営業の禁止区域にあるため、警察は余罪についても捜査を進めています」(全国紙社会部記者)
◆110番通報は1年で90件増
周辺に官公庁や企業が多い新橋では、客引きによるトラブルが急増している。警視庁によると、昨年の客引きがらみの110番通報は約320件。一昨年の’21年と比べると、90件も増えているのだ。
「今年6月には、新橋の『パブsmile』経営者の高野ひとみ容疑者(53)が都ぼったくり防止条例違反の疑いで逮捕されています。客引きに連れられ来店した50代の男性に法外な料金を要求したとか。男性は午前2時過ぎから4時間で5杯ほど酒を飲んだところ、37万円を請求されたそうです。
男性が支払いを拒否すると高野容疑者は激高。『払いなさいよ!』『ちゃんと明朗会計なんだから、払ってよ!』などと怒鳴りちらし、男性の腕をとってコンビニへ。ATM前で揉めているところをたまたま警察官が立ちより、男性は高額な請求を支払わずにすみました」(同前)
新橋で客引きやぼったくりトラブルが急増していることを受け、警察は注意をうながしている。